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2013-10-09

OTの根幹

今、月に数回精神科病院の臨床に出ています。

臨床と言っても、研修生という立場であり、実際に治療はしません。

見学・体験実習のような形です。

「当たり障りなく接する」と言ったら良いでしょうか。

月に数回、僕の都合で研修日を決めるので深くは踏み込めませんよね。

IMG_0109.jpg
(写真は今は無き僕の生家があった場所。今は駐車場になっている。それはそれはオンボロな家でした)


先日、研修先のOTがとあるCLとのエピソードを語ってくれました。

最終的には自ら命を絶たれたそうですが、そのCLとのエピソードは

胸が熱くなるものでした。泪が出てきました。


そのOTはこう語りました。

OTは、目標設定の際、退院後の生活、対人関係やセルフケア、

活動性、自主性といった

キーワードを多く出す。それらを達成するために。

それはそれで、必要だ。

しかし、根本として、その人と何かを共感できる体験をすること、

その人が安心できる場としてOTがいること。

そしてOT自身も安心できること。



そのOTが産休に入る前、そのCLはお腹を触ることを拒んだそうです。

「僕が触ると、赤ちゃんが汚れる」

と。

これまでの人生の中で、誰からも必要とされなかった感覚を持っているCLに対し、

OT(医療者)は安心出来る場を作る。

介入とか、提供とか、そんなことではなく、

両者が共に安心できる関係を作る。



産休直前、CLはお腹を触ったそうです。

「人の命は平等、価値の無い命なんて無い。産まれてきたこと、それ自体が幸せなこと」

OTはそうCLに伝えたそうです。





僕に語ったことで、そのOTの気持ちが浄化されたそうです。

何年も内に秘めて、抜け出すことの無かったしこりが、

少し無くなったそうです。





研修先では、外来OT利用のCLが多くいます。

最近気付きました。


病院やOTプログラムをするために外来OTへ来ているのではない、と。


メンバーや、そのOTに会いに来ている。


安心できる場だから。

気持ちを共有できる人がそこにいるから。
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プロフィール

ナヴェックス

Author:ナヴェックス
長州OTナヴェックスのブログです!
大好物:ADOC・OS・CMOP-E・MOHO・OBP実践・OT教育・生活行為向上マネジメント・精神分析(夢分析)等、広く?浅く…
PT・OT養成施設等教員講習会修了者。
OTのこと以外にも色々と思いを綴っていきたいのですが、結局最後はOTに繋がるのです・・・

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