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2011-05-25

精神科作業療法

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「先生、精神科OTって何するんですか?」




という質問が評価、長期実習の前に必ずある。



確かに、身体障害者に対する評価や治療はイメージしやすいであろう。

とりあえずのROMやMMTや高次脳機能検査等があるからだ。

そして治療も何となく、バランス訓練、歩行訓練、関節可動域訓練。








私自身、今学生にどのように精神科OTを伝えるか苦慮し続けている。




簡単に言うと、ヒトが生まれてから(必ずと言っては語弊があるかもしれないが・・・)経験していることを、

精神科OTでは提供していると考える。

そんな誰も経験しているであろうことを言語化しているのが、

精神科OTの先駆者松井紀和や、山根寛であろう。
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山根寛著「精神障害と作業療法」を参考に記すと、

作業を手段として用いる場合、


例えば攻撃衝動の適応的発散は、日常私達がしていることである。

スポーツをしたり、カラオケをしたりすると、スカッとした気持ちと身体になる。
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食べたり飲んだり寝たりすることは退行欲求を充足する。
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スポーツをして筋肉痛になったり、重たいモノを運んだ後の疲労感を感じることは

自分の身体の変化を内から感じて身体自我の回復、確立を促す。
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グループで何が役割をこなしたり、特技を発揮して賞賛された時には、

その集団へ所属しているという経験ができる。
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例を挙げればキリがないが、このように考えていくと、精神科作業療法は私達のすぐ傍にあることが分かるだろう。













先日二年生評価法の授業で学生に、

「その人のことを知るにはどういう情報が必要で、情報源はどこだろう?」

と投げかけた。




どうしても「精神障害者」という一枚のカーテンをかけてしまい、


何か特別なことをしなくてはいけないという感覚が学生にはあるようだ。





その人のことを知るには、本人と直接話したり(いわゆる面接)、

友人、親兄弟から聞いたり(他部門からの情報収集)、

履歴書を見たり(カルテ)、

人との関係のとり方を見たり(観察)といったことを人は皆自然としているのである。












「精神科作業療法の評価って何するんですか?」






一概には言えないかもしれないが、

あなたが、友人等がどんな人か知りたい時に、していることをすればいい。

特別なことじゃなく、普遍的に考えていけばいい。





それを我々教員やOTは後輩育成のために伝えていかねばならない、そんな気がしてならない。









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精神科作業療法は、すぐそこにある。
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2011-05-20

感性

「感性を磨く」

と、いうような表現をよく聴く。

さて、それでは感性とは何なのであろうか?

感性・・・(Yahoo辞書より)

1 物事を心に深く感じ取る働き。感受性。「―が鋭い」「豊かな―」

2 外界からの刺激を受け止める感覚的能力。カント哲学では、理性・悟性から区別され、外界から触発されるものを受け止めて悟性に認識の材料を与える能力。

とある。


感性とは形のないものであり、なかなか表現するのは難しいことであろう。




今から約10年前、いわゆる「感性」を揺さぶる出来事があった。

ヒッチハイク

3年から4年にかけての春休み、PTの友人とヒッチハイクの旅に出た。

1つは歌を作るという目的でもあった。

友人が作詞、私が作曲、今でもたまに吹き込んだMDを聴く。




結果、九州1周を1週間かけて旅した。

山口、福岡、佐賀、熊本、鹿児島、宮崎、大分、福岡、山口という道程。

お金のない学生の身、24時間営業のファミレスに友人と交代で睡眠を取り、

夜をしのいだ。



旅ではたくさんの出会いがあった。

親切にしてくれたファミレスの店員のおばちゃん。

翌朝1番に乗せてくれたのが、そのおばちゃんの旦那さん!

こんなことがこの世で起こるのか!と驚いたことを今でも覚えている。


彼の入院先に行く途中で拾ってくれた女性、その彼は陶芸家、

若いカップル、1000円くれたおばちゃん(そのお金は使わずアルバムに保管)

雨の中立っている私達に同情したのか、女性一人でも乗せてくれた20歳前後の女の子、

イキのいいトラック野郎、今でも鮮明に覚えている。














そんな多くの方と出逢った旅の最終日、川辺一面に咲く菜の花が目に入った。
















なのは~1







多くの方との心温まる交流を経験した1週間、

その交流の中で私の心をじわじわと揺さぶっていったのだろうか?

それまでの人生で花を見てキレイだとか思ったこともなかったのだが、

その光景があまりにも美しく、感動した。

今でも菜の花が1番好きで、菜の花を見ると旅を思い出す。






この旅で私の「感性」が磨かれていたことは間違いない。

キレイで美しいものを、美しいと感じる心、

これが「感性」なのだとその時初めて思った。








私は学生に「遊べ」と言う。

「勉強しろ!」

と心の底から言った事はない。

「遊ぶ」ことは多くの人と出逢い、交流することである。

その中で「感性」は磨かれるものではなかろうか。









感性・・・コトバで表現することは難しい。

だが、誰の心にもあるもの。


それを覚醒させるのは様々な経験であり、

その経験をするか否かは自分次第である。

そんな気がしてならない。

2011-05-19

立水栓 洗い場作りました~!

だいぶ前だが、立水栓周囲が殺風景であったため、洗い場を作った。

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見ての通り殺風景…












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これが初めてのモルタル作り…なかなか難しいが、コツを掴んでくるとなかなか面白い!



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完成品はこちら!















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どう?

実は排水機能の無い洗い場…

やはり無いのは困ります…

近々排水管通そうかな…














DIY修業の旅は続く…

2011-05-14

生き様

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私は酒を飲みながら語り合うことが好きだ。

私の大切な「作業」である。


居酒屋で飲んだ後、たまにBARに行く。


BARに行くと必ず“カウンター”に座る。


マスターや従業員と話をするのがこれまた面白くてたまらない。

初対面の人とはあまりうまく話せないが、酒の力を借りて話をする。






20代後半の時あるBARで飲んだのだが、その時ふとしたことからマスターと「人生」を語り始めた。

東京のBARで修業したとか、流行りを知るために横浜の有名なBARに行ったとか、

自己研鑽のために主体的に「動いた」そうだ。




20代は自分自身のアイデンティティに悩んでいた。

自分だけが苦しんでいる錯覚に陥っていた。



しかし、そのマスターも「生き方」を模索していた、苦しんでいた。

業種は違えど、同年代の男として、「生き方」に悩んでいるということに

私の中で「普遍的体験」が出来た。

皆、今、そしてこれからの自分に悩んでいるんだと。


悩むことが良いことなんだと、悩む自分を認めてあげられた気がする。







「生き様」



という言葉が最近好きだ。

いろんな人の「生き様」を知ることで、自分の「生き方」を考えていける。






OTは、クライエントの「生き様」を知り、

今後の「生き方」を共に考えるパートナーであろう。






いろんな人の「生き様」を知るために、今日も街へ繰り出す。

2011-05-13

これぞ作業療法!?

連休中に、以前から娘に「作れ作れ」と言われていたブランコを製作した。

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製作したというよりも出来合いのモノを組み立てただけだが、

娘2人とも大喜び!

ゆらゆら揺られては遊んでいる。













また、私の夢であったバーベキュー炉も製作した。

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レンガをモルタルで接着していくのだが、水平を取ったり、

きれいに整えることに苦慮したが、何とか形になった。










このような「生産的作業」をすることでその見返りは大きいものがある。









製作中に近所の方に「何作ってるの?」と声を掛けられる。

「子供たち喜ぶね~」

「バーベキュー出来たら今度一杯やろう!」

等など、作業をすること、そして完成することで

人との繋がりが生まれる。

先日町内の運動会で知り合った方と今度バーベキューをする話にもなっている。










製作するそのプロセスの中で人と繋がりが生まれ、

完成後も人との繋がりが生まれる、生産的作業というものは

様々な効果を生みだす。

私自身、完成後の楽しみを想像しながら、

製作するモチベーションも高まる。








何かを作り、完成させることだけが作業療法の「作業」ではない。

そのプロセスや完成後のことを狙って作業を提供することこそが作業療法である。















私自身に作業療法を施した連休であった!

2011-05-09

生きること、死ぬこと

娘の通う幼稚園で知り合ったNさんという男性。

職業がPTさんであり、私の勤める学校の学生が実習でお世話になっている関係もあり、

幼稚園行事などで会った時は話をする。














そのNさんが突然亡くなった。

あまりにも突然だった。


朝女房から伝え聞き、その時は現実として受け止められなかったが、

夕方自宅に行き、遺影を見た瞬間、現実のこととして受け入れざるを得ず、

涙が止まらなかった。

奥さんは気丈に笑顔を私達を出迎えて下さった。

その笑顔を見ることも心苦しくなる。









4歳になる息子さん、奥さんを遺して天国へ旅立ってしまった。

息子さん、奥さんのことを思うと胸が苦しくなる。

何より、ご本人が一番無念であろう。


亡くなる2日前に家族で行かれた旅行写真を見せていただいた。

ほんの数日前、元気な姿。

それが今はこの世にはいない。





神様を憎む。

何でこんなむごいことをするのか。

神様にあたらなければ、この気持ちが整理できない。







生きることとは何なのか、

死ぬこととは何なのか、


そんなことが今頭を駆け巡る。




「人は生かされている」

とよく聞くが、Nさんの急逝後、その言葉に納得する。









Nさん、こんなことならもっとたくさん話せばよかった。

酒でも飲みながら語り合いたかった。






Nさん、安らかにお眠り下さい。




このブログを私のカタルシスの場にさせてください。

2011-05-04

理論を学ぶことはOT観醸成に役立つ

この連休中は、庭の手入れや自宅の窓拭き等の「作業」をしている。

身体は疲れるが、元気になれる。

家を建てる前にはそういったことはほとんどしなかった。

「環境」が変われば「人と作業」が変わることを身をもって感じている今日この頃だ。









MOHOやCMOPの概念に「環境」がある。

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理論を学ぶことはOT観を醸成する。






最近そう確信している。




私の浅はかな理解で述べるが、

常日頃人が感じていることを、言語化、表現しているのが

MOHOやCMOP等の理論であるように思う。








「OTって分かりにくいよね~」







とよく言われる。






確かにそうだ。







人間が生まれて必ず経験していることを作業療法は提供する。


精神分析等の発達理論を学ぶことでもまた作業療法が見えてくる。





現在、授業でOTの理論を伝えるようにしている。



「OTが何者なのか」を知ることで、学生の学びは大きく変わると考える。



人が生きる中で、すぐそこにある作業療法。



学生や、友人等に伝えていくことが私の使命であると勝手に思っている。



作業療法は、すぐそこにある。 
プロフィール

ナヴェックス

Author:ナヴェックス
長州OTナヴェックスのブログです!
大好物:ADOC・OS・CMOP-E・MOHO・OBP実践・OT教育・生活行為向上マネジメント・精神分析(夢分析)等、広く?浅く…
PT・OT養成施設等教員講習会修了者。
OTのこと以外にも色々と思いを綴っていきたいのですが、結局最後はOTに繋がるのです・・・

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