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2014-04-18

作業的存在Occupational Being

先日4年生の実習ゼミで、

「OTとはよりよい作業的存在になることを支援する」

といった説明をしたところ、学生から、

「作業的存在って何ですか?」という質問が出ました。

作業的存在という言葉を日常語として使っていた僕は、

改めて聞かれると、うまく説明できたような、できなかったような

感覚でした。

教科書等を見ても、うまく、端的に、分かりやすく説明されてあるものを

見かけません。


改めて作業的存在という言葉を考えてみたい。



作業的存在は英語でOccupational beingです。

Beingは、生存、生命、人生、一生、人、人間、といった意味があります。

僕は作業という言葉の意味を、寝ることも息をすることも含めた、

人間が行う全てのこととして認知しています。



つまり、人は作業をし続けなければ、その生命を維持することが出来ず、

人生を歩むことができず、「人」「人間」にはなれない、

といった理解です。


作業的不公正(剥奪、疎外、周縁化、不均衡)と対極に考えていくと、

分かりやすいのかなとも思います。

戦争によって母国、暮らしている家を追い出された難民は、その1日1週間1か月を

「自分」の土地でないところに住み、「自分」の味でない食事をとる。

働くことも、遊ぶことも自分の意志ではできない。

安心安全の保証はありますが、それを「作業」していると言えるでしょうか?

「作業的存在」と言えるでしょうか?

「作業的存在としての自己」を形成しているでしょうか?




作業的存在、教科書等には、成長、発達、時間を構成といったキーワードが出てきます。


今の僕は、9:00~18:00勤務や決められた時間に講義という縛りはありますが、勤務時間内の

時間の使い方は自分の意志で決めています。(時間を自ら構成するっていう表現?)

自分のしたい作業を、自分がしたいタイミングでできています。

自宅では父親・夫、地域では体育委員、PTA役員といった自分の役割を全うすることで、

自分自身が「存在」していることを実感できます。


役割を得るには「作業」が必要なんです。


日々新たな発見があり、昨日よりも成長できている自分を実感することができます。




僕は、「人は自分自身の存在意義を自分自身が認めてあげながら生きている」

という人生観ですから、

そこにはやっぱり「作業」が必要なんです。



作業的存在を定義づけようとは思いません。

いくら言葉で表現しても、自身が体感しなければ本当の意味で理解できないと思います。

だから、学生に上手く表現できなかったのです…(笑 汗)

ただ、上記したキーワードは伝えることはできます。



「作業的存在」

何気なく使ってますが、奥深さを今回改めて考えさせられました。>
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2014-03-25

日本臨床作業療法学会に参加してPART②

演題発表は、口述とポスター発表があり、二日間に分け、5会場で行われました。

ポスターは個性的なものもあり、本学会らしさを感じました。固く言えば学術的とは言えないポスターも散見されましたが、そうするに至った背景があるはずで、知りたければ足を運べ!というメッセージが込められているように感じました。これも本学会だからこそです。


僕は口述発表C会場で2時間を過ごしました。

発表の中には研究途中で普遍性に至っていない発表もありましたが、着眼点が独創的なものばかりで、誰も成し遂げていないことにチャレンジしている姿勢を感じることができました。
色んな経験、素晴らしい感性があるからこそ着眼できたのだと思います。


OSと臨床をテーマにされた発表もありました。OSの課題である、OSとOTの連続性を見事に表現され、OSの可能性を見出すことができたように感じています。
発表後、今年のOSセミナーで発表いただけないか、口説きにいきました(笑)


みんなのリハプランを参考にした介入発表もありました。
これぞまさしくADOCプロジェクトの目指すところであり、目的達成のための大きな手段として本学会が位置づけられていることを再確認できました。

発表中涙ぐまれる方もいらっしゃいました。その涙が、それまでの苦労、文脈を物語っています。涙ながらに「語る」場を本学会は提供しています。それが許される。


質疑応答で、トップダウンが善、ボトムアップは悪といったような誤解を与えるといった指摘をされる方がいました。ホントにその通りで、手段は極論なんだって良い。たぶんトップダウンが作業に、個人の文脈に添いやすい手段なんだとは思います。医療職であるが故、疾患や症状、予後予測を担保しつつ、でも、手段をどの目的に使うのかを明確化し、共有することが、作業療法なのだと考えます。



本学術大会は作業療法界、いや、リハ、医療の中で革命的大会と思っています。トランプの大富豪のような革命とまではいきませんが(例え下手だな笑)、作業療法界、世に発信するきっかけを作るベースとなる場であると感じました。




今一度、作業療法の核を問う。


もう核を問うのはやめましょう。

30年前にもしてたことです。

作業を通して人は健康になれる、なる。

その核を抱き、その核をどう具現化していくか。

それを皆で考えていきましょう。

2014-03-24

日本臨床作業療法学会に参加してPART①

第一回日本臨床作業療法学術大会に参加しました、初日だけ、しかも最終便に間に合わない可能性もあり竹林さんの講演前に会場を後にするという強行スケジュール^^;

全国の猛者達が神奈川県立保健福祉大学に集結。20代くらいの参加者が大半を占める、フレッシュな大会。昼食も用意され、演題が100以上、作業を語る演題ばかりという斬新な大会。
この良き日に立ち会わなけばならないという変な使命感で参加を決意。



やはり発表しなければ、変な疎外感を感じました。演題タイトルを見ても、教育に関するタイトルは無く(たぶん)、自分の存在価値はここにしかないと再確認できました。OBP教育をテーマに発表したいと強く思いました。発表することが目的ではもちろんありませんが、発表するために何をするか、今一度、来年度のシラバスを再検討する必要性を感じました。

齋藤さん、藤本さんは、真の作業療法とは?トップダウンの作業療法とは?をテーマに、熱く、時にユーモアを交えながら講演されました。
僕の中では両名の講演は至極当然のことでありましたが、再確認する意味、両名が発する言葉を参考に、今後学生にどう伝えるかを考えながら聴講していました。
両名に共通していると感じたことはやはり、クライエント個人やその家族、周囲の方々の文脈に沿うこと。
そのためにはCMOP-E、MOHOといった概念の理解、OSを介した個人的且つ普遍的な作業の理解が必要であるということ。


何か作業をする=OBPではない。
トップダウンかボトムアップかなんて、それは手段であって、文脈に沿うことがOBPであると理解しています。
カナダモデルの概念から言うと、環境と如何に結び付けるかが肝であると再確認できました。
あの場にいらした方なら分かると思いますが、齋藤さんご自身や娘さんの例は非常に分かり易かったので、今後の授業で参考にさせていただきます(笑)
今基礎作業学の授業でOSや各理論を取り扱っています。学生にいきなり人や作業や環境といったキーワードを出しても小難しく感じ、小難しく感じるから、後の説明が受信されないと考えます。
僕個人の例を示しながら、誰もが普段何気なくしていることなんだという理解を学生に促したいと思います。
教員という立場、授業という場によって、学生と繋がっていられる。そんな当たり前のことを、各理論やOSは説明させてくれます。

藤本さんは分析の重要性を強く仰っていました。いくらたくさんの情報を集めても、それを整理分析しなければ何の意味もない。クライエント個人や家族、そして他職種にOTの考えをどう伝えていくのか。仮に、各理論を知らなくても、ICF整理シートや焦点化といった作業でも可能かと思います。

藤本さんは、ご自身の失敗談を語られ、笑って良いものか迷いましたが(笑)、自己開示してくれました。
既存の学会となると、あたかも成功例ばかりを取り上げます。ホントに共有したいことは、いわゆる失敗を次にどう繋げたか、ということだと考えます。上手くいかなかったことの方が普遍的且つ共有できることです。


本学会の在り方を、藤本さんの失敗談から見出せたような気がします。

2014-02-07

未来への投資

協会や県士会やその学術団体の会費を納入している方は多いと思います。

協会費12000円、県士会費8000円、OS2000円、作業行動5000円、臨床OT学会3000円

僕は年間30000円の会費を支払っています。

OSを除き、そのほとんどが年度初めの納入ですし、

自動車、固定資産等の税金もその頃ですから、

財布が空になります(笑)



年々、協会、県士会の組織率は下がっていると聞きます。

会費に見合う研修が無い、研修自体に行けないといった声を多く聞きます。

僕ら30代は子育て世代で、更に女性が多いですから、

子ども行事等と重なると、なかなか研修に行けないのが現状です。


ですが、上記のように捉えるのは、少し浅はかだと思います。



こう考えてはいかがでしょうか?

職能団体として、作業療法士の職域や地位が安定、向上するため、

この先も作業療法士としての人生を全うするため、

未来の自分への「投資」と捉えてはいかがでしょうか?


学会で協会長や、県士会の委員で県士会長等と話をすると、

このように感じざるを得ません。


他職種や広くは厚労省、国に対し、作業療法士を代表して

会長や理事の方々は動いています。

それをバックアップするための投資とも言い換えて良いでしょう。



「未来への投資」

捉え方で、年会費の意味も大きく変わってくると僕は思います。

2014-01-08

2014年 スタート!

久々の更新。

気分屋です(笑)

2013年はどんな年だったかなあ。

あんま考えずに年を越しました。

無事に2014年を迎えられたんで良しとしよう。

考え過ぎるのも疲れる。


2014年はどんな年になるかあ。

OSセミナーの企画準備運営に明け暮れるのかなあ。

あんまり抱え込まないようにしたい。皆で共創だ。


5月にもOS研修を企画運営します。(研究法にまつわる研修です)


6月にはWFOTがあるなあ。

発表はしないけど、OSセミナーの広報もあるし、行きます。
(もう参加費振り込んだし)

世界を肌で感じようっと。



担当学年が最終学年に。

臨床実習に、国家試験とイベント満載です。


県学会で発表しよっかな。したいな。



私的には、第3子が6月頃誕生予定です。

3人の子どもの父親です。

女房的には4人目の子どもでしょう…


車もそろそろ買い換えなくちゃいけません。

買いたい時が買い替え時~!

今プレマシーかエクシーガで悩んでいます…


今年もPTAや幼稚園オヤジの会活動をします。

いろんな出会いがあって楽しいんです。

結婚後に移り住んだ地域なので、こういう作業を通して

地域の中に自身が入り込んでいるような感覚があります。




長期的な視野で考えることができない人間なんで、

今年も、目の前のことをひとつひとつ成し遂げていくだけです。



ゆるーく、でも確実に作業を。

ブログもあんまり更新しないと思いますが、

どうぞよろしくお願いいたします。


プロフィール

ナヴェックス

Author:ナヴェックス
長州OTナヴェックスのブログです!
大好物:ADOC・OS・CMOP-E・MOHO・OBP実践・OT教育・生活行為向上マネジメント・精神分析(夢分析)等、広く?浅く…
PT・OT養成施設等教員講習会修了者。
OTのこと以外にも色々と思いを綴っていきたいのですが、結局最後はOTに繋がるのです・・・

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